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戦艦大和欧州激闘録―鋼鉄の破壊神 (GINGA‐NOVELS)

オタネタ満載な仮想戦記。といってもこの作者の前作(ISBN:4408603023)よりは直接的なネタが減ってはいる。あと地の文の読みづらさもだいぶ解消されたような。個々の台詞は佐藤大輔の劣化なままだけど。
造兵官たちの戦い的な中盤がおもしろかった。戦艦大和を活躍させるために魔改造*1を施したりしてないし。1945年当時の技術から大きく逸脱しない程度で大和を強化しているとはいえ、機械式コンピューターによる自動式射撃システム搭載はどうかと思うが。
大艦隊決戦、カタルシスのためなんだろうけど、誘爆→撃沈が目立ったのが気になった。他にも大雑把な部分が目立つんで、そうしたところがなくなっていけばいい架空戦記になるんじゃないかな。

東方永夜抄の「シンデレラケージ」はあとがきのＢＧＭじゃないような気がする。

日露戦争史 - 20世紀最初の大国間戦争 (中公新書)

通学中に通読中。

*1:空飛ばしたりキャタピラつけたりタイムマシン乗っけたり