エロマンガこうた

続・性本能と水爆戦 ワニマガジンコミックス

シュール。そして達観。おおよそエロスとは程遠い。30本の短いマンガが詰め込まれた空間の密度は濃厚。
馬鹿馬鹿しく切なく喜劇的で童話的で数だけはエロいことやっておいてまったくエロくないエロマンガを買いたい人にお勧め。
ギャグ路線中心ながら全体的に達観的な空気が漂っているのはよくわからない。

TAGROやG=ヒコロウを連想したが、どっちが先にこういった作風になったのかまではしらない。

QG(キュートガールズ) (メガストアコミックス)

ED初単行本。正直、初期のころの絵はかなり拙いし、いまだに顔のラインだけ描いてあとから目のパーツだけ乗せたような絵柄に違和感はある。それを補って余りあるヒロインの属性がよい。別になんらかの俺の性癖にヒットしているわけではないが、シチュエーション妄想の補完としてなかなか役立つ。マンガそのものが特に実用的ではない。その情景から自分の気に入ったシーンを取り出して再度妄想するのに便利というべきか。とにかくエロい一枚絵で抜く、というタイプのオナニーを好む人間には向かないだろう。

この作者の描く高飛車ツインテールはよい。ツンデレ(いやな言葉だ)のテンプレ通りだがなぜか気に入った。こういう娘になら、「好き好きかまって光線」をだしつつ強めに殴られたい。腹や背中ならダメージも少ないだろうし。