鋳造銃剣

太平洋戦争中、物資不足対策に、陸軍は鋳鉄(南部鉄器)で銃剣を作ろうと試みた
普通の製法より量産がきき、消費資材も少ないからだ。

ところが、出来上がった銃剣でためしに豚を突いてみたらぐにゃりと折れ曲がる。当たり前である。
使い物にならないので出来上がった数百本の銃剣は私人の倉庫にしまいこまれた


終戦から何年もたって、倉庫の持ち主が警察に逮捕された。
容疑は銃刀法違反。軍から使い物にならないと見捨てられた銃剣が法律に反するという。
彼は当時の軍関係者を証人として無罪を主張した。
はたして裁判の行方は?

という話を昔、新聞社が出版した本で読んだ覚えがあるが詳細を覚えていない。
執筆当時、現在進行形の裁判だったので判決もわからない。
どなたか何かご存知の方いたら教えてください。