かったもの

イマコシステム (TENMAコミックス)

イマコシステム (TENMAコミックス)

 読み切り「カーテン」「アスペルガァ」を除き、「イマコさんとイチナくん」シリーズでまとめられている。飼い猫ミィちゃんを亡くして悲しんでいるイチナくんを138cmしかないちっこいイコナさんがネコミミつけて「ミィちゃんだよ」と慰めにくる「イマコさんと猫かぶり」はテンプレ的な萌えエロマンガで良好なれど、「イマコさんとイチナくん1」「イマコさんと薬物学1」「イマコさんと薬物学2」「イマコさんと肝試し」「イマコさんとイチナくん2」「イマコさんとイチナくん3」 とシリーズを重ねるにつれキナ臭い展開に。途中なんども処女喪失したりタツヤにNTRて調教された挙句、夏祭りで着物姿のまま赤の他人にもセックスさせられたりヤク中になってマンションの一室でまわされたりとなにこのNTR展開。とおもいきや、すべて主人公の妄想で、最終回の一度きりしかイマコさんとイチコはちぎっていないという。妄想と現実入り乱れた展開にするならもうちょっとやりようあったような気もするんだけどなあ。個々のシーンのクオリティは高く、イマコさん視点なので「犯されてる」感も高い。
 通して読むと中途半端なNTR描写と最終話のポエムで印象には残るが使いづらい。あえて使おうとするのであればストーリーを気にせず個々のシーンにのみ着目すべきか。続き物エロマンガとして致命的な気もするが。


 各種専門書店の特典小冊子にあれこれ細かく設定や後日譚設定が書き込まれているようだが、現実と妄想を区別する指輪の解説あたりは本編でちゃんと伏線にしてほしかったところ。


 イマコさんがかわいかったので75点くらい。

 もうエロシーンそのものも含めたエロアンソロになってもいいんじゃないかというくらいにみなエロネタを用いる。子作りだのピロートークだの。安定してるのでこれまで恋姫アンソロシリーズ買い続けていたのであればかって損はない。

EXTRACT

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井内舞子の曲おおいなあ。