AIR

二日酔いで吐き気を催しながらテレビアニメ版AIR3・4話視聴。
さすがに作画レベルは下がってきたけれど、それでも深夜アニメとしては良好。
原作をやりこんでいないと行えないだろうし、気付きもしないであろう細かすぎる演出は相変わらず。

ゲーム版AIRはDREAM・SUMMER・AIRと三分割され、さらにDREAM編は観鈴美凪・佳乃の三ヒロインのシナリオから構成される。
3・4話はDREAM編佳乃シナリオ。原作で最も出来の悪い佳乃シナリオだが、以外にアニメではそこそこにまとめられていた。
「空にはあいつに行ってもらおう」はカナリカコイイ台詞だと思う。


原作では観鈴は同年代の他のヒロインと殆ど絡まない。同じ街、同じ学校にいながら、赤の他人としてしかの関係しか持たない。
TVアニメ版では、主人公・往人とともに佳乃や美凪と関わっているんだけど、これが実に悲しい。
絶対に自分から積極的に関わっていこうとしないし、いつも一歩引いて話をしないようにしてる姿は可哀相すぎる。AIR編への伏線というかそういう設定なのだから仕方はないのだろうけれど、それが余計に憐憫を覚える。なにも知らない住人が「新しい友達が出来て良かったじゃないか」とか言うたびに、悲しい気持ちになるわけで。


鍵っ子はアニメを見ていて展開速杉と思うんだけど、原作知らん香具師にはまったりしてるように見えるらしい。
俺を含む鍵っ子は原作から端折られた部分を知っているから展開早ぇとか思えるわけで、原作しらんかったら、またーりにしか思えないよな。4話まで見ても露骨に精神年齢低い女のこと主人公がだべって遊んでるだけで、話がぜんぜん進展してないわけだし。
実際はひたすら伏線貼ったりしてるんだけどね。それが原作未プレイ者に気付かれるかどうかはあやしいが。

とりあえず、今後、「ハンバーグ」とか「トランプ」とかでてきたら僕は泣きそうになるんじゃないかな、と思う。