最近買ったマンガ
ヤングキングアワーズ3月号 少年画報社
表紙が女の子絵なのにめくるとバーサーカー化したナポレオンでワラタ
毎度毎度絵・本筋はシリアスなのに飛びぬけた長谷川節がわらかしてくれます。
「遠慮するな、さあ来いマルモン!」(←尻を後ろに突き出して)
「くうう いくぜでぶ野郎!」(←でぶ野郎の背後に飛びかかる)
「くらえっ!」
「はうっ!」
以上、隠喩でもなんでもない砲撃の描写でした。
先月、仕上がりが富樫以下だった朝霧の巫女は新展開に。
共同体が安定のために必要とする外部化された贄として飼われ祭られる一族ネタ。
現時点で陛下・日瑠子はあんまり萌えないんだけど、今後内面が描かれれば変わってくるかな。日瑠子が出来損ないなのは分かってたけど、これでどういう話にもっていくんだろう。
ヘルシングは旦那髭verがカコイイ。
8pしか載ってなかったけどね。
かすとろ式 駕籠真太郎 大田出版
帯の「よいこのためのまんが革命入門」がなんともいえない風情を出してる。
かすとろ式、といっても議長ではなくよく言い間違われる方のことだね(駕籠真太郎マンガではいつものことだが、というかそれがない駕籠真太郎は駕籠真太郎ではない)。
「駅前創造」が莫迦莫迦しくて好きだ。
駕籠真太郎の実験マンガは、古屋兎丸や唐沢なをきのそれとはちょっと毛色が違う。
コマという「枠組み」や「マンガ」という構成そのものを壊そうとしている部分は同じくされるんだけど、駕籠にはそこにグロがある。それゆえに独自の雰囲気を作り上げてるんだろう。いやまあ、三蔵法師のお供が三匹の猪八戒でひたすらブヒブヒいうだけ、なんてマンガが独自的じゃないとは言わないけど。ここまで書いて思い出したけれど、かすとろ式の実験マンガのネタは、グロさえ除けば古屋兎丸が数年前に実行済みなんだよね。それをそうとは一時的にとはいえ気付かせないところが凄いね。