つよきす〜Cool×Sweet〜
原作つよきすの面白さの要素として、過剰なパロディネタ(含むキャスティングそのもの)
や下ネタがあることは、原作をプレイした者ならばあえて否定することではないと思う。堀川亮に孫悟空の名セリフをしゃべらせるという楽屋落ちここに極まれりといったネタは大いに受けていた。しかしながら、それは年齢制限があり業界としてパロディが許されるエロゲだからこそ可能だったネタにすぎず、深夜U局とはいえテレビアニメでは到底トレースできるものではない。
ここにきてアニメ製作スタッフは、贅肉どころか筋肉まで削ぎ落とされ、劣化コピーとなるつよきすアニメよりも設定とキャラクタとコンセプトを元にまったくあたらしいつよきすを作り出すことを決意した。また、ただ萌え絵と声優だけを売りにするアニメを作るのではそんな努力をする必要もない。彼らは、そうした事情さえも作品に取り込むこととした。
つよきす〜Cool×Sweet〜は、原作つよきすのキャラクタが出演する巨大な演劇であった。キャラクタひとりひとりが自分という役を演じているのであった。そうやって新しい視線から物語を見直させるため主人公は近衛素奈緒に変わり、一部設定も変更されるという必然を創り出したのである。目的と手段が逆転した形となったが、これはこれでおもしろい。第一話で近衛が演劇にこだわるのはスタッフからの視聴者へのヒントであり、つよきす〜Cool×Sweet〜では「演ずる」ということが全編通したキーワードとなっていくのである。
って話だったらDVDをBOXで買うよ俺。いやマジで。
OPが第一話の素材だけで作ったMADで笑った。フォントの適当さも踏まえてKSSのやすっちいOVAの雰囲気を久しぶりに思い出した。無駄にエロい。まだ崩壊！崩壊！と騒ぐまでは作画が崩れてないんでエロをがんばればおっぱいアニメとしてそこそこ記憶に残るかも。Soul Linkなんぞ作画崩壊しまくってておっぱい・パンツ・ｾｸﾛｽしか見所ないのに誰もキャプらなくなってたからなあ*1。
純粋に話がつまらないのは痛い。どこで笑えばいいのかわからなかった。
EDは手抜きっぷりと普通な曲でしょんぼり。詩月カオリなんでもっと弾けたのを期待してたのに……。
来週からは早く眠れるようだ。
