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- 作者: でこくーる,石濱しおり
- 出版社/メーカー: 防衛弘済会
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: コミック
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でこくーる 平和の国のネバーランド
出版社:防衛弘済会 | 発行:2007/1/12 | 価格:\476 | ISBN:9784903749006
これはどこの同人誌ですか?
良くも悪くもそういった印象。今回はまんがで読む防衛白書ではないので、あくまで財団法人・防衛弘済会から出版されたでこくーる氏のマンガ本にすぎません。
そういう意味では、
だいたい北朝鮮は核は作るし拉致はするしニセ札麻薬疑惑だってホントに何をするかわからない国デスよ!!
と登場人物のひとりが叫んだところでなんら問題はありません。というか刺激はない。
「右(軍国・国粋主義)も左(観念論的非武装平和主義)も極端はよくない。何が正解かはないけどどうすべきか自分で考えていかなければいけないんだ(前提に武装中立はあるけど)」
平和を守るということは何なんだろう?ということを考えさせようとしているわけだ。難しい題材だけど伝えようとしたいことはわかる。
ヒロインでこタソの格好から萌え度が減少してたのと、ページ数増えたせいかかなり絵が荒れていたのが残念なくらい。「厨房」「厨」といった2ちゃん語が平然と(脚注はあるけれど)使われているけど、この本をねらー以外に買う層がどれだけいるか考えると問題ないでしょう。
内容としては中道右よりのまっとうなもの。自覚的なネトウヨだからこそ「まっとう」と思うのかもしれませんが。これが過激に右に突っ走ると悪鬼御用ガラン (SPコミックス)や平成武装正義団 (SPコミックス)みたくなるんでしょうかね。
なお、平成18年度版マンガで読む防衛白書は防衛省公式でpdfで公開されているが普通の学習マンガな絵柄・内容になってしまっているんではっきり言ってつまらない。オタなら読む価値なし。