秋葉原不思議交流空間プロジェクト AKIBA Town Card

http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/17/697.html
↑のミューチップ付きのカード「AKIBA Town Card」が配布されていたのでもらってきたがどうなんだろう、これ。カードも各端末まで出向かないともらえない。
配布場所は以下の五箇所。

それぞれの場所そのものがちょっとわかりづらい気もする。ラジオ会館の4Fなぞそれなりの目的をもった人間しか行かない。


良くも悪くも地味だ。試験的とはいえワンダーステーション(端末)で得られる情報がしょんぼり。飲食店情報などが三つほどだされるが設置端末を変えてもその三つしか表示されない。なんという情報固定。

情報端末で遊べるよくわからないミニゲーム、クリアしたらバグって暗転しましたΣ(゚д゚)




秋葉原不思議交流空間ワンダーボードとは要するにコミュニティ機能のみの秋葉原SNS。現時点で参加者30人ばかり。書き込みのあるトピックがシステムの不都合を訴える内容だけ。といっても2件しかバグ報告はない上に合計5件しか書き込まれていない。
ついでに、自分のトップページにはコミュニティリストがコミュニティアイコンでのみ表示されるがせめてアイコンの下にコミュニティ名くらいのせてくれ。マウスポインタを乗せてもコミュニティ名の最初の五文字までしか表示されないとか不便すぎる。


 サービスには「誘客」、「結客」、「遊客」の3つの狙いがあるという。まず、商店が、自分のおすすめを来訪者向けにコンテンツ登録する。来訪者のうち希望者にはアキバタウンカードが無料配布される。ミューチップが埋め込まれたそのカードを情報端末「ワンダーステーション」に近づけて来訪者がサービスアクセスすると、キャラクターを使ったインターフェイスなどの楽しくかつ簡便なやりかたで提示する。キャラクターとはゲームなどもでき、サービスを使ううちに、「体験ポイント」が蓄積され、表示コンテンツも変化する。来訪ユーザーは感想やおすすめを電子掲示板「アキバワンダーボード」に口コミ登録する。情報は「ワンダーステーション」端末にも配信・表示される。

http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/17/697.htmlでは上記のように書かれているが、この「三客」、とにかく利用者が増えないと利用者側には利用するメリットがまったく生まれないんだけどどう考えてるんだか。少なくとも私に利用意欲はうまれなかった。

 端末は、敢えて情報を積極的に探しやすくはしなかったという。むしろ、普段は接することのない情報をユーザーに積極的に提示し、ユーザーを「誘惑する」ことを目標としたプッシュ端末としているそうだ。

普段は接することのない情報=興味のない情報
興味ある/調べたい情報が簡単に探せない端末に暇つぶし以上の価値はあるんだろうか。
はっきりいって、珍奇な物をおもしろがる気分でしか遊べない。本当に秋葉原の情報が必要なのであるならば(オタク系に偏るが)PC自作板のアキバスレなり各種ブログなりに目を通したほうがはやい。




実証実験「実証2007」そのものはおもしろそうに見えるし、うまく稼動すれば便利になるとも思える。が、端末で得られる情報のショボさといい、パンフレットのワンダーステーション設置場所案内の不便さといい、あえて人が集まらないようにやっているような印象はぬぐえない。

下掲載のようなデフォルメかつ架空都市風地図で、店名をみてすぐ場所がわかる人間以外にワンダーステーションにたどり着ける、たどり着こうと努力する人間がどれだけいるんだか。