戦車兵がミニスカートってきつくね?

鋼鉄のアナバシス 死神と呼ばれた少女 (AXIS LABEL)

鋼鉄のアナバシス 死神と呼ばれた少女 (AXIS LABEL)

 紺碧の艦隊の世界の超兵器って一般兵士からみれば極端なオーバーテクノロジーとも見えないんだろうなあ。綿々と続く技術革新の最先端に触れているとしか思わないのだろう。


 作者は同人出身架空戦記作家ではあるが、それゆえ戦争描写は手慣れたものである。特訓を通じて心がかよいあったと思われた少年少女たちが衝突し、トラウマを乗り越え和解するという筋書きもわるくはない。美少女系と銘打っているが萌えがちとたらないようにもおもえるがそこは目をつぶろう。オーバーテクノロジーで作り上げられたレオパルトと旧式のパンターとの一騎打ちはそこに至るまでのお約束的展開が盛り上がるものではあった。
 主人公たち4人が一心団結するまでで1巻を使いきってしまう構成はどうかと思うが。


 美少女・萌え系とミリタリーというものはミリタリ趣味を持つアニオタが一度は夢見る題材であり、雑誌あくしずはそれを実現しようとしているものではあるが、さてイカロス出版が新規レーベルを立ち上げてまで出版したこの小説はどうであるかといえば、前者の轍を踏んでいるとしか思えない。というのも、ぶっちゃけていえば萌えと戦争とはこれ以上ないほど食い合わせの悪いものはない題材で、前者に比重をおけば戦闘はぬるま湯と化しあるいはミリタリー趣味者の重箱の隅突きに耐えられず、後者を重んじれば架空戦記の一分野からはみ出るところがないというきわめて微妙なバランスの上に成り立つ(実際に成り立つことはまずないが)ジャンルである。その意味では、この小説は両者を並び立たせようと努力して、ついで作者の書きたいことをつめこんでしまったが故に萌えとも戦争ともどっちつかずにおわっている印象がある。


織田信奈の野望 (GA文庫)

織田信奈の野望 (GA文庫)

駄作。キルタイムでの仕事をへて妙にエロくなったみやま絵の無駄遣い。アニメイトかゲーマーズでは購入特典にリーフレットがつく。
正徳寺の会見の適当っぷりや太閤立志伝の兵糧売買イベントをまんまもってきたのにはあいた口が塞がらなかった。ツンデレ美少女にサル呼ばわりされてゲシゲシと足蹴にされるおいしいシチュエーションもありながら昂奮できるものもない。


鷲見ヶ原うぐいすの論証 (電撃文庫)

鷲見ヶ原うぐいすの論証 (電撃文庫)

ミステリー分には期待するな。100/400pがよくある薀蓄で占められてるが気にしてはいけない。つまらなくはないがなにか物足りない一冊。ラストが急展開というかどんでん返しがいまいちというか。
うぐいすさんはかわいいですうぐいすさんは。書痴で、古本屋の座敷にでもちょこねんと存在している座敷童みたいな子かとおもいきやなかなか恋してるわ情熱的だわついでに隠れ巨乳だわ。主人公を押し倒したシーンが最高ですね。
ところで、これの1巻ってどこに売ってるの?
狼と香辛料〈12〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈12〉 (電撃文庫)

ちっちゃい娘・至上主義! (ワールドコミックススペシャル)

ちっちゃい娘・至上主義! (ワールドコミックススペシャル)

かつまたかずきが正常運転。美味しい少女の味わい方。 (二次元ドリームコミックス 158)が巨乳やら触手やらとニジマガ風だったのと異なり、ちっちゃい女の子をレイプして「中に出すよ!おじさんの精子で孕ませちゃうよ!」or「俺はロリコンだからおまえを犯すぜYeah!」な一冊。一本だけNTRネタがあるがこの絵柄でやられると意外にダメージがある。とはいえそれ以外はいつもどおり少女の処女を奪いかつやりまくるので安心して読める。