少年ドルチェ

少年ドルチェ (TENMAコミックス)

少年ドルチェ (TENMAコミックス)

ショタ一色。男性向けショタアンソロに掲載されたものをまとめた一冊。男か男の子しかいない。

  • 「女装少年のススメ」描き下ろし。フリフリな女装した親友同士のまぐわい。アナルビーズを入れられつつつながったりと行為は激しめ。
  • 「夜露に彩なす羽」戦前を思わせるドレスをきた女装少年がガンガンと犯される中で自身の被虐趣味に目覚めていく。
  • 「プリルラ☆」ゲーセン店員がプリクラの中で少年をハメ撮り。
  • 「白と黒」おとなしいメガネの少年奥野くんは男の子たちに輪姦されるのが趣味。それをレイプされていると誤解した夏目君の勘違いを利用して、輪姦現場をみせて心配させる誘い受。上下を塞がれ、しゃべることもできない少年はよいものです。
  • 「ずっとナイト(前編)」「ずっとナイト(後編)」幼なじみのミコトは兄の恋人。毎晩喘ぎ声を聞かされ、自分の気持ちに気づいたカケルは……。と思わせておいて付き合っていたのカケルとミコトをくっつけるための兄の狂言・予行練習でした。というオチ。弟のためとはいえなよなよしたショタを犯せるのだから兄も本物である。
  • 「恋する二人とおじょうさま」たぶん一番原稿の古いもの。これだけおじょうさまがペニスバンドをつけて女装少年とショタにからんでくる。
  • 「わるいコになれるよ」先生におしおきされちゃうメガネショタ。
  • 「ぽんぽこ」 交通事故で助けた子狸が恩返しにきてくれて……。


2002年12月発売の好色少年のススメ (TENMAコミックス)掲載の「恋する二人とおじょうさま」から書下ろしの「女装少年のススメ」まで製作時期は幅広く、笹倉綾人の絵柄の変遷がみられるのがおもしろい。
男性向けショタエロ漫画という売り方はされているが、「プリルラ☆」「わるいコになれるよ」など主観的にはBL要素のあるマンガが少なくない。とはいえかわいい少年がなし崩しに和姦で犯され気持ちよくなってしまう内容ではある。
ただいまいちがっつきというかエロに入ってからのペース配分が少ないので実用性はイマイチ。
男×女装ショタがあるとより高評価だったに違いない、俺には。男の娘は掘られてなんぼです。