男女の違いを思い知った…学生にリレー小説を書かせたら教授も仰天の内容に

第一章(レベッカ作)
ローリーはどの銘柄のティを飲むか決めかねていた。部屋でのんびり過ごしたい夜に、よく飲んでいたお気に入りのカモミール・ティ。
でも今ではカールのことをあまりにも思い出させる。二人が幸せだったあの頃、彼はカモミール・ティが好きだと言っていた。けれど、彼のことをはもう頭から追い出さないといけない。彼のことを考えすぎると胸が苦しくなって、なんだか喘息がひどくなったような気持ちになる。だからカモミール・ティは選択から外そう。

第二章(ビル作)
その頃、攻撃艦隊を率いるカール・ハリス軍曹はスカイロン4の軌道上にいた。一年以上も前に、たった一晩だけの熱い夜を過ごしたノイローゼで思慮の足りない喘息持ちのローリーとか言うくだらない女のことよりも、もっと大事なことを考えなくてはいけないのだ。
銀河通信装置に話しかける。「こちらハリス、静止衛星17どうぞ」「極軌道は確立しました。現在のところ妨害は入っておりません…」
しかし彼が通信を切断する直前、粒子砲の青い閃光がきらめき、あろう事か彼の搭乗する戦艦の貨物室をぶち抜いたのだ。この衝撃によって、彼は座席からコックピットの向こう側へと吹き飛ばされてしまった。

ビル空気嫁