au「HOME SPOT CUBE利用のお客様の利用時間毎の通信量を定期的に収集します」

auは、さる2月14日から宅内無線LANサービス「Wi-Fi HOME SPOT」を開始した。「HOME SPOT CUBE」という無線LANルーターを実質毎月無料でレンタルしてくれるサービスだ。
http://www.au.kddi.com/wifi/wifi_home_spot/product.html (公式)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/20120228_515065.html (INTERNETwatchの解説記事)


スマフォはガラケーに比べて圧倒的に通信量が多く、回線逼迫に悩むのは日本の三大キャリア共通の悩みだ。また、ガラケーでメールと少々のネットにのみ使い、月々2000円ばかりのパケット代で済んでいたような顧客にとっては、毎月5000円以上するパケット定額代は高額だろう。なんといっても格安ADSLよりも実質的に遅いくせにそれ以上の料金を払わされるのだから。だからといって、PC故障を契機に自宅のネット回線解約するのはバカの極みで、はっきりいってそんな奴がスマフォ持つというのは、販売店の店員の口車に乗せられ、つまりほとんど騙されて契約したといっていい。考えてもみてくれ、おまえの生活でスマフォは必要だったか? 各種割引を使わねば端末代金とは別に毎月6000円以上支払う価値があると少しでも思えたか?


閑話休題。(それまでの感覚では)高額なパケット定額制と、購入時の「ネットの動画も簡単に見られますよ」という店員の営業トークに騙されてiPhone4sなりISシリーズなり契約してしまった人は元を取り替えさんとばかりにアホのように3G回線でようつべなどを見たがる。もちろん遅い。
そこに実質無料のWi-Fi機器レンタルである。自宅のネット回線とつないで快適な動画再生&KDDIとしては逼迫が軽減されて店もお客もハッピー、みんなハッピーだ。


いいこと尽くめのような「Wi-Fi HOME SPOT」サービス、利用規約を確認するとなかなか興味深いことが書かれている。
http://www.au.kddi.com/wifi/wifi_home_spot/pdf/riyoukiyaku_wifi_home_spot.pdf

第12条(通信量の収集)
当社は、お客様による本機器の利用における利用時間毎の通信量を定期的に収集します。(以
下「トラヒック収集」といいます。)通信先・通信内容については収集しません。
2.本トラヒック収集において取得した情報を、当社の電気通信サービスに係る以下の目的の範
囲内で利用します。
(後略)

第13条(利用契約に係わるお客様情報の利用)
(中略)
2.当社は、お客様による本機器の利用状況(利用時間、利用回数、通信量等を含みます。)を踏
まえて、本機器の利用に関する案内等(電子メール・電話等)をお送りすることがあります。

これは、2ch iPhone板のカキコミをみて初めて知った。
もちろん、3G回線でのパケット利用量は当然把握されている。
CUBEレンタル中、CUBE使わず3G回線ばかりで動画見ていると「○○さん!CUBEをご利用いただいておりません!CUBEを使えば快適なインターネット通信が楽しめます」とかメール来たら即解約するわ。