魔法少女惑乎紛乎 増補版

 どういう本かはサンプルみてもらえればだいたい伝わるんじゃないかとおもいます

もしも、『まどか☆マギカ』が江戸時代の作品だったら……そんな妄想を、実際に形にしてみました。原作のストーリーを、江戸時代っぽい擬古文と絵で翻案しています。

 江戸時代の読本作品としてまどマギがあってその解説本という設定。とにかくこれは発想の勝利だとおもいます。一番最初にやったところがすごいという。このサークルはけいおん!でも同様のネタ披露していまして、そっちはそっちでおもしろかったです。 
 原作のサブタイトルもすべて擬古典調に翻案され、たとえば8話の「あたしって、ほんとバカ」は「我こそはたはけの親玉なるぞ」、最終話は「刎頚莫逆無上友」といった形です。
 なにげに、エントロピーだのインキュベーターだのといったSFネタを仏教ネタに落とし込んでいる点も見逃せません
エントロピーを「功徳」に置き換えるとは……。