電波女と青春男

電波女と青春男 (電撃文庫)

電波女と青春男 (電撃文庫)

びっくりするほどボーイミーツガール。主人公が布団簀巻き電波女エリオに歩み寄るのではなく、とにかく外から外から殴りかかり現実を叩きつけるのはおもしろかった。
作者が作者なので、いつ黒い展開になるかとビクビクしていましたよ。エリオが失踪→記憶喪失というところでそっちのほうへ突っ走ってしまうんじゃないかと心配したけどそういうこともなくさわやかにしめている。

「しんかいまこと君」にまんまじゃねーかと思ったらラストで「秒速5センチメートル」とか言い出して吹いた。

入院の描写が蛇足としか思えないけどこれは続刊するつもりがあるんだろうかな。