「この学園における女生徒の社会的活動は、その下部構造<下半身的欲求>によって規定・抑圧されているんだわ!」
まるくすタン―学園の階級闘争 (A‐KIBA Books Lab)
- 作者: おおつやすたか
- 出版社/メーカー: サンデー社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 185回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
まるくすタンとえんげるすタンが「下部構造*1の矛盾の解消」と称して「レンシェンちゃん」と名づけたメイドさんの人形で自慰をしたり、隣の学園でイケメンだけが彼氏彼女をもてるように仕向けた生徒会長が「彼女が欲しい? ならイケメンになりたまえ」と放言して暴動勃発、顧問の先生もろともアボーンしたりといった小ネタにニヤニヤできる人なら楽しめるんじゃないかな*2。
第一部はまるくすタンとえんげるすタンのお話。19世紀の革命騒ぎをかっこいい/かわいい彼氏彼女を求める醜男醜女の学園暴動にスケールダウンして描写。第二部はまるくすタン学園卒業後、彼女の執筆した
一応エロ小説レーベルだし、そういった描写もあることはあるけど、まあ誰も期待してないだろうしその予想を超える内容ではない。
ちなみに、当然のようにとろつきータンはピッケルで頭をブン殴られる、というオチはなかったのでやや残念。